これは我が家の前にある桜の木です。この春も満開に花が咲きました。
これは普通の桜ではありません。数年前、玄関前の桜の大木が根元から伐採されました。(市の所有)それ以来、セミも鳥も秋の虫も、以前とは比較にならないほど少なくなり、寂しい思いをしてきました。桜の樹の上に沢山の雀がとまって、楽しそうに大合唱することもなくなりました。桜はもう終わったんだ、と思いました。
ところが近年、伐採した木から小さな枝木が沢山生えてきました。そしてその枝木から、小さな可愛らしい桜が満開に咲いていたのです。お伽の国の、お人形の世界の桜のようです。小さくて可愛いこの桜は、私の復活の象徴となりました。一方的、一時的な死を乗り越えて命の力で花咲かせました。桜はお手本を見せてくれました。
満開時の写真です。どうぞご覧ください。嬉しい復活の象徴ですので、今が何月であっても関係なく、当分アップしたままでおこうと思います。